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1 福島原発の現状:ミニ水蒸気爆発でウランが粉末状になって飛散か?

■福島原発の現状

日本原子力学会が認めているように、核燃料の溶融は既に始まっており、「溶融した燃料は細かい粒子状になり、圧力容器(内釜)の下部にたまって冷えている」とされている(リンク)。

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|コンクリート建屋(水素爆発で吹っ飛んだ)
|             |
| ┌─────────┐ |
| | 格納容器(外釜) | |
| |         | |
| | ┏━━━━━┓ | |
| | ┃圧力容器 ========→水蒸気
| | ┃  (内釜)┃ | |
| | ┃     ========←冷却水
| | ┃ ∥∥∥ ┃ | |
| | ┃ 核燃料 ┃ | |
| | ┃ ∥∥∥ ┃ | |
| | ┃ ∥∥∥ ┃ | |
| | ┃     ┃ | |
| | ┃ ……… ┃ | |
| | ┗━━━━━┛ | |
| └─────────┘ |
└─────────────┘
<参考リンク>

■ミニ水蒸気爆発でウランが粉末状になって飛散

溶融したウランは水滴のように少量ずつ落下して圧力容器(内釜)の高温水と接触し、そのたびにミニ水蒸気爆発を起こして、ウランを粉末状に分解・飛散させ続けていると推定される。そして、ウランの一部は空中に放出され、大半は内釜の底にたまると共にその一部は高濃度汚染水と一緒に外部に漏出し続けていると考えられる。
そして、現状は、今までもそうであったように、政府や原子力委員会が公表している事態よりも一歩進んでいる可能性が高い。そうすると、圧力容器(内釜)の下部では、中性子を吸収する制御棒が無いために、集積した核燃料が再び臨界状態(連続分裂状態)に入っている可能性が高い。

■福島原発は”爆発”するのか?

この再臨界状態に入って高温になった核燃料物質は、内釜容器の底を溶かしていく。現在でも内釜の底面や側面の亀裂を通じて、粉末状になった核燃料物質が格納容器(外釜)に漏れ出て行っているであろう。外釜に漏れ出た核燃料は、今度は外釜底部の水と反応し再び小さな水蒸気爆発を起こしていると考えられる。

外釜底部に蓄積された核燃料は、一定の量が溜まると、ここでも臨界状態(連続分裂)に入る。臨界(連続分裂)状態に入った核燃料物質は高温化し、床面のコンクリートを熱分解するとともに、コンクリート成分を巻き込んで侵食する。非常に大量の水素と一酸化炭素等ガスが出る。ガスが何らかの経路で出ると圧力が上がり、外釜(格納容器)が破損される可能性も考えられる。

外釜底部に溜まった各燃料を冷温停止することができなければ、コンクリートと鉄板の容器を突き破り、外釜から外に出て行くことになる。この時、一度に落下する溶融燃料の量が多いと、外釜の下部の水と反応しかなり大きな水蒸気爆発(一気に発生する蒸気の圧力波が周囲のものを破壊し、飛散させていく)の可能性が高くなる。

つまり、余震などの影響で半日あるいは一日でも冷却できない時間が続くと、上記の反応が一気に進み、爆発することになる。これを最も恐れている東京電力及び原子力安全委員は、建物の消火ポンプ+消火水槽で必死に注水し続けている(これは既に循環型冷却系統が壊れているためである)。従って、放射能物質に汚染された水が、処理できずに大量に蓄積されていくことになる。しかも、核燃料を覆っていた金属被覆管が溶けているため、冷却水が核燃料と直接触れ、通常以上に高度に汚染された水が溜まっていくことになる。

また、上記のようなケース以外でも、大量に発生した水蒸気によって生じる圧力に、外釜、内釜が耐え切れなくなれば、容器ごと爆発してしまう。これを避けるために、今までに5回ベント(水蒸気を逃がして、圧力を下げる)を行っているが、通常なら電気系統を使って遠隔操作で弁を開けるところを、電気系統が壊れているため手動でやっている。手動でベントを行うためには数多くの作業員を組織して厳重に防護服を着、炉の側まで近寄って作業する以外にない。だから、現場作業員が逃げ出し(or人材供給が追いつかず)、「ベントする人間がいなくなると」、炉内の圧力上昇によって、原子炉ごと吹き飛ぶことになる。




小暮 勇午
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