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被曝放射線量と急性・慢性の障害

『2011年3月19日:増刊:被曝放射線量と急性・慢性の障害』(ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則)より転載します。
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■2.以上を予備知識として以下を見れば、理解できるでしょう。

▼急性・慢性の疾患と、放射線量の関係

【累積被曝線量】    疾患           
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[急性疾患]
7000~10000mSv ほぼ即死に近い
4000mSv     短期間で死亡
1000mSv     悪心・嘔吐
500mSV     血中のリンパ球の減少

[慢性疾患]
400mSv     白血病が増える
100mSV     健康被害は少ないとする政府基準

[以下は日常値とされている]
100mSV     がんの確率が1万人で100名(1%)増える
50mSv      がんの確率が1万人で50名(0.5%)増える
25mSv      がんの確率が1万人で25名(0.25%)増える
1mSv(1000μSv) がんの確率が1万人で1名(0.01%)増える
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

放射線被曝によるがんの発生は、体細胞のDNAに傷をつけたり、切断することが原因です。

遺伝子を含むDNAは、ご存知のように、細胞の再生や卵子、精子を支配しています。DNAに障害が起こると、がん細胞が発生しやすくなります。特に細胞分裂が多い成長期の乳幼児や子供では、障害が大きくなります。胎児も同じです。このため妊婦には、緊急に必要な時以外は、医師がX線撮影をしません。

放射線の被曝量と、人体へのがんの発生確率の関係は、リニア(線的:正比例)とされます。

累積100mSv以下は、タバコの害と比べて、どうでしょうか?

ところで、今発表されているのは、ほぼすべて1時間当たりの放射線量です。

それが50μSv/時と低く見えても、被曝線量では、
・1週間続くと168倍(8.4mSv)、
・1ヶ月で720倍(36μSv)、
・1年で438mSvになる可能性に、留意しておかねばならない。

▼各地の放射線量例と、その累積被曝量の関係

【発表値例】        【累積被曝線量】
 1時間   1週間(168倍) 1ヶ月(720倍) 1年(8760倍)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1μSv以下    あまり問題にならない(新宿は0.05μSv)

1μSv(いわき) 0.17mSv   0.72mSv      8.7mSv
5μSv      0.84mSv   3.6mSv     43.5mSv
20μSv      3.3mSv   14.4mSv     175.2mSv
50μSv      8.4mSv   36.0mSv     438.0mSv
100μSv     16.8mSv   72.0mSv     876.0mSv
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◎「30キロ圏内1か所で、100μSv台の数字が継続しているところがある。これは、直ちに人体に影響を与えるものではない」と官房長官が言っています。確かに、前掲表(急性・慢性の疾患と放射線量の関係)に照らせば、短時間なら即刻の障害は、生まない。

しかしその放射線量の平均が、100μSv/時間で続き、1ヶ月間、自宅内で待避し続ければ、被曝量は72mSvになる可能性があります。1年間なら、危険を通り越して身体の危機です。

平均100μSv/時の1ヶ月分で、慢性がんの発生の確率が約1%上がります。政府発言の適否は、どうでしょうか? 政府はこれを問題ないとしています。

まさか高齢が多いからいい、としているのではないでしょう。原発の集結処理は、長期間かかります。今後の不確定な可能性としても害が想定されるなら、対策の必要があるように考えます。

政府の公式発言は、様々な専門家に相談した上での発表のはずです。医師の方、以上をどう思われますか? 30Km圏内で、100μSv/時間が数日も続くなら、待避ではなく避難命令にすべきに思えるのです。

◎緊急号(8)で、政府の発表は信頼できると書きましたが、この点を本稿で修正します。

【参考:福島第一原発西門の公表値(東電プレスリリース)】
[1時間:ガンマ線]
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
13.7μSv     3月18日 午後0:00の低くなった値(西門)
278.9μSv    3月18日 午前5:30(西門)     
3339μSv    3月18日 消防車での放水後(事務本館北)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(注)上記のように、福島市は、11.0μSv/時間でした。

福島第一原発の敷地内(事務本館北)は、放水後で1時間3.3mSvです。放水前もほとんど同じ3.5mSvでした。これは、微妙な計測誤差の範囲でしょう。ほぼずっと、これが続いていると見ていい。

◎1日で79mSv、5日で395mSv。危険なことが分かります。このため敷地に立ち入りすれば命がけになる。ごく短時間の作業しかできない。原発の建屋内は、作業は無理でしょう。これがずっと続いています。事務棟は、原発の建屋から比較的に離れています。

以上のデータを、自分が住む地区の、放射線量のμSvの値(1時間当たり:発表値)に当てはめると、「危険かどうか」ご自分で判断ができるでしょう。

 ~後略~
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猛獣王S
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