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行き過ぎた清潔志向が人類にもたらす危機 ~自然の摂理に反する除菌、清潔、無菌生活~2


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過去記事で「人間とはどのようなところに生きているか」ということについて、
・生物、植物…。地球上のすべてが人類と共生関係であり表裏一体であるかもしれないことを確認させてくれる「人間と細菌たちの共存=マイクロバイオーム」の概念という記事で書いたことがありますが、「人間は細菌そのもの」です。このマイクロバイオームという概念では、人間というものは、

【単独で生きていく生き物ではなく、人間と共に競合する微生物を内部に秘めた複雑な生態系】だとされています。

これは完全に正しい概念だと思います。

しかし、その中で、医学の歴史では、細菌をそうは見なしませんでした。たとえば、「抗生物質で体内の微生物を殺す」という方法論は医学の主流にまでなっています。そして、その抗生物質の時代が終わりを使えつつあることは、何度か記したことがあります

そして、さらに、
「傷口を殺菌・消毒、そして乾燥するという方法論がどれだけ人間の生体が持つ修復能力と逆のことだったか」ということなども書いたことがありますけれど、とにかく、この数十年の世界は、「菌という存在はすべて殺させばいい」という概念で突き進んできました。

しかし、それは間違っていることが今は明白になっています。

それでも、今でも、たとえば、風邪が流行する時は、「うがい、手洗いをしましょう」となります。具体的な方法を書かずに「うがい、手洗いをしましょう」と言われれば、中には、「消毒作用のあるうがい薬で毎日うがいをする人」だとか、「執拗に石鹸や消毒剤で手を洗う」人なども出てくるかもしれません。

それは結果として、「喉の大事な常在菌を殺してしまい」、あるいは「手についている常在菌を殺してしまう」ということにつながります。

どのくらい常在菌が「死んで」、どのくらい復活しないかといいますと、こちらのページによれば、
>石鹸やボディーソープを使うと、90%常在菌が流れ落ちるといわれています。若年層は12時間程度で再び常在菌が元通りになりますが、中高年では20時間と長い時間がかかります。

>手は体に比べると常在菌の回復が早いのですが、界面活性剤配合の石鹸をたびたび使うことで常在菌が大幅に減少してしまうのです。
>石鹸などで洗うと、「何時間も何十時間も常在菌による保護が消える」ということになります。喉も手も、あるいは全身そういうことになると思われます。

結果として、殺菌を続けていると、「体は保護を失い、弱くなる」という厳然たる事実につながります。

防御を失うわけですから、風邪を予防するために消毒薬で消毒することが、さらに厄介な感染症につながることも考えられます。




長曾我部幸隆
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