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肥料が地球を破壊する


土壌生物と物質循環を調べる中で以下のことが出てきました。
「土壌の生物の役割と物質循環」リンク より
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○物質循環のにない手、土壌生物
わが国の照葉樹林では、年間1haあたり、乾物で6.5 トン前後の落葉・落枝が供給されている。これらは土壌生物によって分解され、その中の炭素は、最終的には二酸化炭素の形で、大気中に放出される。他の元素も、アンモニウム、硝酸、リン酸、カリウム、カルシウムなどに分解され、土中に放出される。それらの化合物や元素は再び植物に吸収され、植物の体を作るために使われる。
・・・・・・・

○窒素の循環
Nの循環の特徴的な経路は窒素固定と脱窒である。窒素固定は細菌と藍藻類が行う。これには窒素固定と共生の2つがあり、前者としてはアゾトバクターや藍藻類が代表的なものであり、後者にはマメ科植物と根粒菌などが上げられる。一方、多量のNが固定され化学肥料として利用されるようになった。このような工業的な窒素固定量は自然界での窒素固定量の約50%に達している。

大規模な合成肥料の生産と窒素固定を行うマメ科植物の大量栽培が行われる以前には、自然の固定作用により大気中から取り込まれるNの量と脱窒により大気中にもどされるNの量はほぼ平行になっていたと考えられる。

しかし、現在では人間活動の増大に伴い、窒素固定量が脱窒量を上回り、過剰な固定窒素が生物圏に蓄積されている。その結果、それが河川、湖沼、地下水に流入し、水圏を富栄養化させ、物質循環のバランスを崩壊させている。
また化石燃料の燃焼・山火事・焼畑による燃焼など、人間活動の影響により窒素酸化物が大気中に放出され、その濃度も増加している。

環境への負荷はそれだけではない。アンモニウムが硝酸菌によって硝酸に変化する過程で、一酸化窒素(N2 O)が生成され、大気中に放出される。このN2 O は成層圏に移動すると、原子酸素の反応によってNO に変わり、これがオゾンと反応して、それを分解する。
つまり、フロンガスと同じく、オゾン層を破壊する。しかもその破壊作用は、フロンガスの200 倍に達するといわれている。

大気中のN2 O の濃度が年間0.3%の割合で徐々に増加している。窒素化学肥料の多量使用をその原因とする考え方が有力である。1993 年の窒素化学肥料の生産量は、1 億3000万トンに達している。問題なのは施肥窒素の1%前後がN 2 O として、土から大気に放出されることである。窒素化学肥料の製造が、窒素の循環をゆがめてしまっている。
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肥料の3大要素は窒素、リン、カリだそうです。
農業肥料が農地の土壌バランスを崩しているという話は良く聞きますが、農地だけの話しではない。

元々、森林なら、その落ち葉でこれら栄養素は大地にもたらされ、土壌生物に分解され植物に戻る。植物を食べた動物の排泄物や死骸も同じようにして植物に戻る。
ところが、人の作った農地では、栄養素が不足するため、人が肥料を入れることになる。昔の日本なら、雑木林から落ち葉を集めてきたり、人糞を肥料にしたりといった程度で、自然の循環に近い程度だった。

近代になり、空気中の窒素を固定する方法が編み出され、大量の窒素肥料が農地に投下できるようになった。
これが、大地の富養化の始まり。本来空気中にあったものが、大地と水中にばら撒かれ、バランスを崩し始めた。

それどころか、オゾン破壊物質を増加させるという。CO2どころの話しではない。



狒狒
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