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癌のリサイクル社会

今回の福島原発事故を契機に、社会全体における放射能の危険性、認知度は相当量高まったであろう。例えば、シーベルトやベクレルといった、今まで聞いたことも無かったような単位も、今や日常会話の中でやり取りされる一般用語に格上げされた。

しかし、これらの数値が明確に示されるようになる一方で、未だその危険性や影響度に関しては漠然とすっきりしないままに数ヶ月が経過した。

この曖昧な数値表現に惑わされていても、全く判断軸が形成されない為、この間ネットサロンという社会勉強会に参加し、仲間達との調査・追求に継続的に取り組んできた。その中で、ボンヤリとではあるが、見えてきた事がある。

現代社会は、放射線を利用した【癌のリサイクル】を行っている。

100ミリシーベルトで、癌の発生率が0.5~1%増加する。

この1%という数値は、どう扱えば良いのか?実にモヤモヤとする基準ではないか。

しかし、恐らくこの数値は以外と的確な所を示していると思われる。つまり、放射線は人体に影響を与える事はほぼ確実ではあるが、一方で自己修復機能(免疫力)の差によって、癌化した細胞は回復する、という機序を我々は獲得している為、殆どの場合は病気の一歩手前で踏みとどまる、という事なのだと思われる。別の言い方をすれば、感受性の違いによって極稀に細胞の癌化が活性化してしまう事がある、という事だ。

そこで、改めて現代医療の世界を見るとどうか?

レントゲン、CTスキャン、マンモグラフィー、そして癌の放射線治療等、実に様々な領域で人工放射線が使われている。皮肉にも、癌の予防検診として受ける検査の為に、放射線を積極的に浴びていると考える事もできる。

そこで、1%という数値を改めて見てみるとどうだろう。

人体が放射線を浴びると、バイスタンダー効果により、全く放射線を浴びていない部位での細胞異常が表れる事がある、という報告もある。105534、250741

つまり、放射線による検査や治療を続けていれば、常に一定レベルの癌患者が存在し続ける、という仕組みの中に私たちは嵌ってしまっているのである。

西洋由来の高タンパクの食事を与えられ、高度な医療による延命治療を行い、腸内の汚染と老化が進めば、いずれは免疫力の低下は表れる。そこに加えて、放射線を少量ながらも浴びせ続ければ、常に癌患者は発生するに決まっている。そこに150兆円もの抗癌剤市場が、口を開けて待ち構えている、という構図が浮かび上がる。

原発の安全神話は完全に崩壊したが、これとて同じ事。人災事故による大量の放射性物質をまき散らした事で、初めて実態が暴かれた訳だが、実は通常稼動時であっても、微量の放射性物質は放出されていた。これを、御用学者を通じて少量であれば問題は無い、との風潮を撒き散らしながら、少しずつ癌患者を増やし続けてきたのである。

しかし、市場拡大と利権拡大の為に隠蔽され続けてきた、この国の放射能汚染はここでおしまいにしよう。

放射能対策は、私たちの昔ながらの食生活の中に、しっかりと存在していた。乳酸菌療法(251726)がにわかに話題となっているが、この乳酸菌は糠漬けの中にも沢山居る。世界各国に存在する発酵食品は、腸内細菌との相性が良いからこそ、どこの国でも伝統食として残り続けてきたのだ。これこそが、環境共生の適応態であろう。

脱原発と脱癌社会は、全く同じ構造。自然の摂理に叶った生活に戻れば、全ては解決する。


川井孝浩
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