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汚れた水はどうやってできるか?

>この薬品は安値で手に入れられるため、発展途上国や
>日本の工場でも受け入れられています。そして、この
>薬品が世界中に広まり汚水問題が解決すれば、世界中
>の人々の水資源を確保できます。

汚染された水を浄化するシステムは色々あるようですが、この技術が本物だとすれば、すごい発明ですね。貧困地域の栄養状態が悪い子供たちにとっては、ちょっとした下痢をするだけでも生死に関わる問題ですから、この技術が普及すれば多くの命が救われると思います。

ところで、途上国に住む彼らが汚染された水を飲まざるを得ない状況というのはなぜ生まれたのでしょうか?人間にとって何より大事なものは水ですが、本来、水を手に入れられない地域に人間は住むことは出来ません。ということは、彼らは何らかの理由でそうした地域に最近になって移動してきた、あるいは最近になって水が汚染された、と考えられます。

水が汚染される原因をいくつか挙げてみました。

①酸性雨
工場や発電所や自動車などから出た排ガスに含まれる亜硫酸ガス・亜硝酸ガスなどの硫黄酸化物、窒素酸化物が大気中の水蒸気と付着して酸性雨(ph5.6以下)となって川や湖に降ります。

②農薬や除草薬
近代的な農業で欠かせないものの一つが農薬です。商品作物の収穫の邪魔になる雑草や害虫や病原虫を効率よく取り除くためです。近年、たくさん農薬を撒いても枯れにくい品種改良がされており、ますます強力な農薬が大量に散布されるようになっています。この農薬が用水路を通じて河川に流れ込み、人の飲料水を汚染します。
 
③工場排水
直接河川や地下水を汚染しているのが、工場排水です。大量の水を用いて部品洗浄を行う工場では、トリクロロエチレンなどの洗浄剤が、メッキ工場や石炭炉ではシアン化合物などが用いられ、どちらも発ガン性の疑いがありますが、途上国では排水処理もされずに河川に流されています。

④都市の発展、人口密集
人口が増えてくると、人間が密集して生活することそのものが深刻な問題を引き起こします。ネズミや蚊などの病気を運ぶ害虫が繁殖し、食べ物や飲み水を汚染し、感染症を引き起こします。下水道の整備が人口増に追いつかなかった時代、14世紀ではペストが大流行し、ヨーロッパの人口の半分以上の3,000万人が死んだと言われています。(全世界の死者8,500万人)

こうして見ると、水が汚染されていく過程は、僕らの「近代的な」生活の進展とともにあるといっても良いのではないかと思います。

私権の欠乏の充足と快適さを追求する人間が都市に集まって近代的な工業が発展し、この都市人口の食糧生産を支えるために効率的な近代的農業が発展し、さらに拡大する市場の商品となる近代的工業製品が大量生産されるというプロセスは、飲み水に限らず、僕ら自身が生活する環境が汚染されていく歴史にぴったり重なります。

さらに、現代では、近代化に伴う工業生産や都市への集中だけではなく、政治的に貧困が作り出されているという実態もあります。自分の投稿ですが、参考にしてみてください。

石油を必要としない社会は存在しますが、どんな未開の人間でも水は必要です。金の亡者たちは、ここに目をつけており、世界中で大問題になっています。今、石油の高騰が問題になっていますが、水の奪い合いはさらに深刻な対立と悲劇を産もうとしているように思います。

渡辺卓郎
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