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最悪の事態=ウラン拡散  劣化ウラン弾の危険性

■劣化ウラン弾とは

天然ウランには「非核分裂性ウラン(U-238)」が大部分を占め、「核分裂性ウラン(U-235)」は0.7%しか存在しない。このため、原子力発電所では、この分裂性ウラン(燃えるウラン、U-235)の割合を3%~5%に高めた「濃縮ウラン」が使われる。しかし、「燃えるウラン」の濃度が高いウランを作れば、一方には「燃えるウラン」の濃度が0.2%程度に減ったウランがごみとして出てくることになる。

この量は、製品のウランよりもはるかに多くなる。その始末に困ったアメリカは劣化ウランを兵器として使ってしまうことを考え、実行に移す。
劣化ウランに少量のモリブデンとチタニウムを混ぜて、高温を発するマグネシウムで焼き固めると金属状に変化する。これを砲弾の弾芯に用いたものが劣化ウラン弾である。

劣化ウランを兵器として使用するのは、上記のように原発が生み出したやっかいなゴミであり、タダ同然であるということと共に、以下の理由が挙げられる。
・ウランは硬くて重いため、装甲を貫通する能力が高い
・金属ウランは空気中で発火し、兵士を焼き殺す
・ウランは放射性物質であり、周辺の人々に被害を与える。

■劣化ウランの危険性

しかし、濃縮ウランと劣化ウランを、U-235とU-238の比率からベクレル数を比較しても、劣化ウランとはいいながらその放射能は濃縮ウランと比較しても87%程度である。

ウランは、核崩壊を起こす際にはα線を出すが、α線は紙一枚で止まるほど物質と強く反応する。つまり、身体に届く前に空気や衣服で止まってしまうため、外部被ばくの影響をそれほど心配する必要はない。
しかし、体内に取り込んだ場合、ウランそのものに重大な化学的毒性があるばかりでなく、放射線エネルギーのほとんど全てを身体が吸収してしまうために、深刻な影響を及ぼすことになる。

1991年の湾岸戦争から実戦使用された劣化ウラン弾は、爆発と共に粉砕され、半径0.1μm~10μmのエアロゾル(微粒子)となって、周囲に拡散していった。2003年のイラク戦争時には、イギリス国内の複数のフィルターから劣化ウランの微細粒子がより大きな砂埃の粒子とともに捕捉されたことが報告されている。これらの粒子はイラクの戦場から7~9日間で渡ってきたと考えられている。

<参考・引用>
今私たちが知っておかなければならない、核・原子力の真実
劣化ウラン弾







内藤琢
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