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市場によるごまかし

>「マルボロ」「パーラメント」などの銘柄で知られている米国のフィリップモリス社は、近く、自社製造のすべてのタバコの箱に「ライト、ウルトラライト、マイルド、ミディアム、と表示されているタバコは、必ずしもあなたが実際に吸うニコチンやタールの量を知る目安となるものではありません」というメッセージを、箱のセロファンの間に挟み込むことにした。つまり、吸い込むニコチンやタールの量はその人の吸うタバコの本数で決まるもので、ライトだからいくら吸ってもいいと誤解しないでほしい、という趣旨のメッセージだ。また、新メッセージでは、「低タールと表示があるのはより害が少ないタバコだとみなしてはいけません。また、低タールタバコを吸うと、喫煙を止めやすくなる、と考えるのも間違いです」と書くことになった。
 
マイルドなどの表示があるタバコは、米国販売高の86%を占めている。その売れ筋のタバコに、よく考えて慎重に吸いなさい、という趣旨のメッセージを喫煙者に送るようにしたのは、各方面から「ライト」「低タール」という表示は喫煙者をだますことであり、廃止すべきだ、という圧力がかけられているからであるという。
 フィリプモリス社のスポークスマンは、「低タールタバコに関するメッセージは、喫煙のリスクについての情報を、喫煙者に伝えるための会社の努力である。この情報をより広く、より多くの人に伝えるのは、タバコ会社の責任だと信じている」と述べている。
(2002/12/04 日経ヘルス)

 低タールなタバコの葉は存在せず、また、タールを抜く技術もないようです。では、なぜ低タールなのかというと、フィルターで多くのタールがカットされて、吸い込むタールの量が少なくなるから。そうすると、タバコ1本に含まれるタールの量はそれほど変わらないから、副流煙に含まれるタールの量はどんなタバコでもそれほど変わらないことになります。(超低タールなのになんでこんなにフィルターが茶色になるのだろうとおもっていましたが、やっとその理由がわかりました)

 タールには10種類以上の発ガン物質が含まれています。喫煙者に吸い込まれるタールの量より、出てくる煙(副流煙)の方により多くのタールが含まれることになり、さらにこのようなことがごまかされていたわけですから、嫌煙者にとっては腹立たしいことこの上ない。ファシズムと感じるほど嫌煙権が声高に叫ばれるのは、このような市場によるごまかしにも原因があったのだと思います。

 タバコ問題が共認原理に基づいて解決される気配が一向に感じられないのは、事実のごまかしを誰もが感じているからなのでしょうか。



前山修司
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