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健康は“義務”である・・?

70年前のナチスは世界で最も積極的にガンに対する政策をとっていた。そして、肺がんの主因として厳しくタバコを規制をしていたのもナチスである。

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/364/364750.html より引用
>『健康帝国ナチス』著者:ロバート・N.プロクター:
「健康は義務である」を国家スローガンにし、優秀なゲルマン民族の繁栄を願ったナチス。
肺がんの原因とみなされたタバコについては、世界で類をみないタバコ撲滅運動を展開。
ナチスの指導者たち自身の健康志向も強かった。ヒトラーの菜食主義は有名だが、親衛隊長官ヒムラー、副総統ヘスもベジタリアンで、当時のドイツでは菜食主義は一大流行だった。チャーチルやスターリンは愛煙家だったが、ヒトラーはアルコールもタバコもたしなまず、愛人エファー・ブラウンがタバコを吸うのを許さなかったといわれる。
この徹底した国民健康向上計画は、ナチス・ドイツというファシズム国家だからこそ国家プロジェクトとして強力に推し進めることができたといえる。そして第三帝国下でのドイツは、ナチス指導者たちの夢をのせて健康ユートピア実現のための壮大な実験の場となった。だがユートピア構想が、いつの間にか純血主義というパラノイアへとつながっていく。がんという異物の排除が、「社会の異物」ユダヤ人の排除へとつながっていくレトリックは狂気としかいいようがない。>

ところで、日本において2002年8月に『健康増進法』が制定されたが、その中身をみると、
>第一章 総則(国民の責務)第二条
国民は、健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め、生涯にわたって、自らの健康状態を自覚するとともに、健康の増進に努めなければならない。>
>第五章 第二節 受動喫煙の防止>
そして、2002年10月の東京千代田区の禁煙防止条例など、タバコはエスカレートする健康志向のターゲットにされていく。

現在の健康志向→タバコ悪玉にみる異常なまでの排除共認を促進させるレトリック、その本質をずらして誤魔化し過激になっていく構造は、70年前のナチスと何が違うのだろうか?

それにしても今まで、まさか“健康が責務、義務”とは思わなかった。
どうやら健康増進法によるとタバコを吸うことは国民の“義務を果たしていない”ことになるらしい。

タバコに対する異常な嫌煙権も、“強制的健康観→健康至上主義→健康でなくてはならない→健康は自分で守らなくては”という義務・規範意識と自他区別意識が反映して現れている。
そして、それが親和欠損→共認不全が下敷きにあると、例えば吊り革など他人の触れたものは細菌が気になって仕方がないというような神経症まで絡んでくる。そして、そこにガンなど人工物質からくる肉体破壊にたいする収束不全が被されば、目先の排他意識をさらに加速させ、ファシズム化するだろう。

問題は、収束不全の社会構造の問題に答えを出さずに、誤魔化しのレトリックで人々を洗脳する権力である。
ナチスのファッシズムのように国家による目に見える強制圧力に、マスコミ・教育による洗脳が大きく加担してしまうと人々は簡単に無意識的に洗脳される。

>ナチズムが大衆の人気を集めたのは、ユダヤ人憎悪があったからだけではない。大衆はナチズムに、健康志向をはじめとする様々な分野に、若さの回復を見たのだ。国家や個人にとって「健康」とは何か? >内容(「MARC」データベースより)
>大衆操作の恐ろしさ>

健康は是か非かと問われれば誰も非とは言わない。そして、健康とは何か?という本質追求を捨象して、健康を損なう悪玉をつくり大衆の不安を煽る。
ファシズムは、一見わかり易い(善か悪か、是か非か)“プラス価値観念”で大衆を洗脳し操作する、ということに気付かなければならない。



麻丘東出 
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