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予測被ばく量の計算1 計算手順

原発作業員などを除く一般の人の被ばく経路は以下の四つに大別される。
①大気中の放射線による外部被ばく
②大気中に浮遊している放射性物質の呼吸からの吸引による内部被ばく
③飲料からの経口による内部被ばく
④食物からの経口による内部被ばく

①大気中の放射線による外部被ばく
 1)今までの大気中放射線の被ばく量を積算する
 2)今後の被ばく量を状況が好転しないとして、一年間分積算する

②大気中に浮遊している放射性物質の呼吸からの吸引による内部被ばく
 1)放射線を出している核種(放射性元素の種類)とその比率を調べる
 2)それぞれの核種を吸入摂取した時の被ばく量を調べる
   (ベクレル→シーベルト換算表リンク)
 3)大気中に存在する放射性物質を、
   平均的にどれくらい吸い込んでしまうか計算する
 4)今後の空間内の放射性物質の量を予測して、一年間分積算する。

③飲料からの経口による内部被ばく
 1)一日の水の摂取量を仮定する。
  (水、お茶、料理などの水も加味して、一日2.5kgと仮定する)
 2)放射性物質を経口摂取した際の被ばく量を調べる
   (ベクレル→シーベルト換算表リンク)
 3)水道水に含まれる放射性物質の量
  -1)行政が公表している水道水内の放射性物質の量を調べる
  -2)水道水の暫定規制値を調べる
     (厚生労働省報道発表リンク)
 4)それぞれについて、一年間分積算する。
   (現状のまま変わらない場合と、上限値を求める)

④食物からの経口による内部被ばく
 1)一日の食料の摂取量を仮定し、1年間の食料摂取量を計算する。
   (毎日1.6kgの食料を取り、内、野菜類と魚介類で1.2kgとする)
 2)放射性物質を経口摂取した際の被ばく量(実効線量係数)を調査
   (ベクレル→シーベルト換算表リンク)
   ※この実効線量係数は、核種の半減期かつ排出を考慮し、
    成人であれば1年間の核種の摂取で、
    50年間でどれほどの影響を与えるかを計算した定数。
 3)食料に含まれる放射性物質の量
  -1)食料に含まれる放射性物質の量を調べる(リンク)
  -2)危険側の上限として、暫定規制値を調べる
 4)それぞれの核種について、摂取量から放射線量を求める
   (ここで求められる放射線量は50年間分の影響度となる)

⑤合算
 1)上記から求めた値を合算して1年分を計算
 2)上記の値に事態が続くであろう年数を掛ける

※これらの計算では、以下の要素を無視している
・住居内の放射能汚染
・衣服などに付着した放射性物質からの被ばく
・測定できていない放射性物質
・原発から飛散した核種が地域によって異なる
・放射能が高い(=半減期が短い)核種は、再臨界しなければ次第に減少していく
・マスクなどをすれば、呼吸による吸引は防げる
・飲料水をペットボトルに、食料も産地に気を付ければ、体内摂取は大幅に抑えられる。
・「吸入換算係数(ベクレル→シーベルト換算表)」は、最大50年の体内残存を考慮した積分値であり、特定核種が特定臓器に集中して放射線を浴びせるリスクも考慮しているので、単純合計値よりもリスクが低くなる可能性が高い。


続いて、東京で「福島原発が何も起こらずに推移して、これ以上の放射性物質の飛散が起こらずに、2年後には事態が収まる」という条件下で計算してみる。

<参考>
テレビが嘘つきなので、内部被曝のリスクを無理やり計算してみた - 起業ポルノ リンク
知恵の海:福島原発今後の予測被曝量計算方法 リンク




小暮 勇午
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