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ウランの拡散による人体への影響について

福島原発が水蒸気爆発した再に、ウランの拡散による人体への影響について、ほぼ同義である劣化ウランが参考になると思われます。
以下関連サイトより引用

■劣化ウランとは
劣化ウランは、ウラン濃縮の際に生成され、ウラン235の含有率が天然ウランを下回るウランのことである。
天然ウランには、熱中性子による核分裂反応を起こしやすいウラン235と起こしにくいウラン238が含まれ、このうちウラン235の含有率は0.7%程度である。この天然ウランからウラン濃縮によって濃縮ウランを得た後に残された部分は、通常、ウラン235の含有率が0.2%程度であり、これを劣化ウランと呼ぶ。さらに濃縮を行なって劣化ウランに残存するウラン235の割合を下げ、より多くの濃縮ウランを得る事もできるが、新たにウラン鉱石を採鉱・精製・濃縮することと比較してコストがかかるために行われない。上記の濃縮後に得られるのは六フッ化ウランであり、用途に応じて酸化物または金属として利用する。

■劣化ウランの人体への影響①
 ウラン238は半減期45億年の放射性元素です.ウラン238の放射能は主としてアルファ線です.アルファ線の実体はヘリウムの原子核です.ヘリウムは陽子2個と中性子2個で構成されています.残されたウラン238は,核子が4個減って元素名も変わります(トリウム234).
 アルファ線の透過力は大気中では僅か数センチに過ぎません.さまざまな分子や原子とぶつかって,急速にエネルギーを失ってしまうからです.従って体外被曝の危険性はあまり考える必要はありません.
 しかし、その分だけ,直近の組織が受けるエネルギーは巨大なものとなります.ウラン238を含んだ粉塵が体内に吸収されれば,強烈な体内被曝をもたらします.数ミリ周囲の細胞では,細胞内の遺伝子が激しい損傷を受けます.したがって発ガン性も極めて強いものとなります.
 これまでアルファ線の人体への影響はあまり研究されてきませんでした.しかし最近明らかにされた研究によると,人体への影響力は中性子線の2倍、ガンマ線の20倍とされています.
 DU弾が装甲を貫通する場合,弾頭に含まれた金属状のウランが燃え出します.燃えたウラン238は,微粒子状の八酸化三ウラン(U3O8)になります.この微粒子は大気中のチリなどに付着して、広範な放射能汚染を引き起こすことになります.
 このウラン238をふくむチリは,呼吸器,消化器,皮膚からとりこまれます.これらの9割は腎臓から尿に排泄されますが,残りは体内に沈着します.
 またウランは化学的毒性も強く,吸引すると鉛中毒と似た症状を起こすと言われています.

 
■劣化ウランの人体への影響②
 1943年10月30日の員会メモランダムによれば,この日,「S-1実施委員会」という委員会のなかの小委員会から,マンハッタン計画の責任者グローブス将軍あてに,一通の手紙が送られました.その手紙は「放射性物質の兵器としての利用」と題されていました.そこには、「ウランの吸引によって,数時間から数日のうちに気管支に炎症が発生する」と報告されていました。

 手紙は続きます.「(ウランから放射された)ベータ線は,汚染された水、食糧、空気により消化器官に入り込む.空気から吸引されたものは鼻や咽喉頭、気管支の粘膜などに付着し、次に飲み込まれる。その効果は気管支におけるのと同様な局所的な炎症である。胃、盲腸、直腸では,摂取されたものが,どこよりも長期にわたって残留する.このため消化器系統の臓器が最も深刻な影響を受ける。放射線被爆による一般的症状を示すことなく、消化器官に致死性の潰瘍、穿孔が発生することも考えられる」

 このように,劣化ウランを吸引または摂食した人が、下痢などの激しい発作に襲われることが報告されています。かつて1943年に小委員会報告で予見された健康障害のほとんどは、「砂漠の嵐」作戦で劣化ウランの被爆を受けた兵士において観察されているのです.

(ウランと劣化ウランのすり替えがあります.手紙が指しているのは,原料ウランそのものです.劣化ウランの放射能はその60%程度です.
また,「(ウランから放射された)ベータ線」というのも,現在の知識から言えば不正確です.劣化ウランの場合はほとんどがアルファ線による内部被曝です.ただし,記載された症状は完全に一致しています.このことからアルファ線にもベータ線やγ線と同様の効果があることが推測されます.)

■劣化ウランの人体への影響③
次に、このメモは、劣化ウラン弾の人体・環境影響について、「放射性粉塵や煙霧によって汚染されている地域は、汚染濃度が十分高く保たれる限り危険であろう。
又、これらの物質は処分されて吸入の代わりに摂取によって体内に取り入れられることもある。貯水池や井戸は汚染されるだろうし、食物も、粉塵や煙霧を吸い込んだ時に引き起こされる場合と同様な有害な影響を及ぼす毒に汚染されることになろう。」
と説明し、「1ミクロン以上の微粒子は鼻、気管、気管支に付着され、それから毎分1/2-1cmの速度で内壁の粘液と一緒に運搬される率が高い。1ミクロン以下の微粒子は肺胞に堆積し、そこに永久に留まっているか、リンパ腺か血管に吸収される率が高い」として、呼吸器系の障害を指摘する。
さらに、「汚染された水や空気、食物を通じて消化管に入り込むことができる。これらの物質は空中から、鼻の粘液、喉、気管支などに付着して、飲み込まれるだろう。
その影響は気管支において見られた様に、局部の刺激症状(炎症)であろう。 これらの物質は胃、盲腸、直腸には、他どの器官よりも長期間残存し、これらに影響される率が非常に高い。 放射能被爆のいかなる一般的症状さえも見られずに、腸に穿孔や腫瘍ができて死に至ることも考えられる。」「ベータ線やガンマ線を放出する核分裂生成物は肺や消化管から血管に吸収され、全身を巡るかもしれない」と指摘している。


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