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たばこは国家財源の大きな要素だった。

タバコの野生原種は、南米アンデス地方(ペルー、ボリビア)、エクアドル南西部の高地が原産地で、その原種から自然雑種(4倍種)が生じ、人間が栽培種として広げ、ユカタン半島からメキシコ、北アメリカ南西部~頭部~北東部、カナダ南部まで広がった。
 
 コロンブスがアメリカ発見(1492)当時、北アメリカ北部と南アメリカ南端を除く90%以上の地域で栽培、喫煙の風習があり、もちろん、宗教的儀式や祠祭者が一般住民の各種病気(ほとんどの病名が列記)治療のため。戦士の疲労回復。成人式の儀式など、社会生活(集団生活)を営む中で不可欠な「要素」を持っていたようです。人類はどうしてタバコを発見したのかについては(想像ですが)もともと人類が「火」を使い始めたとき、物が燃焼し暖かい炎と共に、そこから生じる「煙」に驚きと神秘さ(崇高さ)を感じたのではないかと思います。草木の中には燃えるときに心地いい香りを醸し出すものが多くあり、人間に爽快な活力、気力をもたらし神の精霊が宿ると考えられていたようです。

紀元前3000年のエジプトでは神殿で香(ある種の草木)を焚くとその煙は天の神に達し、王の願いがかなえられると信じられていました。
 紀元前700年頃ギリシアでは、アポロ神殿で巫女が大量の香煙を吸い込み、やがて気を失って言ううわごとが神の言葉と信じられていました。やはり、前460年頃、ギリシアの哲学者ヒポクラテスは婦人病の治療に香煙を吸入すると効果があると言い、ローマ時代の科学者プリニウス(紀元50年頃)は乾燥させたヒイラギをいぶした煙は「喘息」の治療に役立つとして、既に吸飲用のパイプを考案していました。前4世紀頃の中・西欧で勢力を振るっていた「ケルト人」は青銅や鋳鉄製の携帯用パイプを作り、芳香性のある草木の香煙を吸う風習がありました。

 そのような(本物の?)「煙」を求めていたところに、コロンブスがイスパニアに持ち帰ったタバコに驚き、ポルトガル、フランス、英国などとヨーロッパ中にどんどん(栽培も)広がったのですが、当初は各国王室や一部教会内だけの貴重な財源でした。

 フランス政府はタバコに高額の課税を付けて広げたので王室財政は大きく豊かになり、街のあちこちにスモーキング・タバン(クラブ)ができ、一般庶民にも喫煙が大流行しました。しかし、1624年政府はあまりの喫煙流行のため、医薬品以外のタバコ販売を禁止しましたが国の税収が大きく減少したため、まもなくこの禁止令は撤廃されました。が、永年に渡る高いタバコ税に不満を持っていた国民は、1789年のフランス革命によりタバコ税から解放されますが、世情不安による不安定供給からかえって価格が高騰し、国民議会も国家収入が減少して悩んでいたところ、1810年、ナポレオンは大陸作戦の戦費調達の必要から、再びタバコの専売制を採用し、これが現在まで至っています。しかし、現在もお隣の英国より安い(税)ため、しょっちゅうドーバー海峡トンネルを通ってタバコの密輸入(仏から英へ)が後を絶たないようです。 

 その英国は、タバコ(新大陸)に関しては遅れていたようです。1560年代にホーキング提督の率いる艦隊が、西アフリカのポルトガル領を襲って、奴隷商人から黒人奴隷を略奪し、これを新大陸(アメリカ)のスペイン植民地に売り渡すことから関わり始めました。
 次にフロリダ沿岸のフランス植民地を襲い、そこで原住民のパイプ喫煙を知り、葉煙草とその種子を持って帰りました。また、ドレーク提督は1570年代に航行中のスペイン船を度々襲って積み荷を略奪していたが、その中には多くの葉煙草も含まれており、当時英国では既に喫煙が行われていたようです。1580年代には「サー(卿?)・ウォーター・ローリー」は北アメリカ南東部に植民地を作る命令を船長たちに下し、バージニア地方を占領した。船長たちは現地人とタバコを持って帰還し、ローリーに喫煙を伝えたので、彼はタバコが商品として将来大有望であると察知しました。彼のパイプ喫煙によってロンドン社交界では優雅にパイプをくゆらすのが紳士の条件とされ、その姿が挿し絵などに取り上げられています。イギリスは最初にパイプによる喫煙地域を植民地に得たため、喫煙と言えばパイプに限られていました。そして銀製や木彫り、クルミの殻を利用したものなど美術的にも優れた各種パイプが流行しました。男女を問わず、朝の一服は頭痛、歯痛を癒し、感冒の悪化を防ぐと言われ、また、労働者でも酒場には行ってすぐ「酒」という野暮な人はいなく、まず「たばこ」と注文したと言います。スモーキング・クラブが繁盛し、会員は1回の着席にクレー・パイプで3本以上喫煙すること、また他人に煙を吹きかけないことなどの厳しい会則が設けられていたと言います。
 イギリスのたばこは最初スペインから輸入していたのでその代金が高額になると、政府は喫煙に反対し、国王ジェームス1世は『たばこ排撃論』(1604)を書きました。

 しかし、バージニアの植民地から直接輸入するようになると、国庫は豊になりました。 一方、バージニアの植民地はたばこの生産と輸出によって経済上の独立を可能にし、アメリカ建国の基礎を築いたのです。(部分詳細資料は、世界大百科事典「平凡社」より)

 「人民による、人民のための、人民のたばこ」(?)

原賀隆一
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