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うつ病や自殺さえ招く「薬の副作用」の新常識

相変わらず薬の副作用から鬱病になり、自殺になる人が後を絶たない。
興味深い記事を紹介する

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■薬の副作用で起きるうつ病の注意すべき症状

 そもそも、副作用はかなり特殊なケースであり、そう頻繁に起こるものではない。日常診療で薬を処方されるたびに、可能性がある副作用の説明をいちいち受けていたら、それだけで日が暮れてしまう。

 このため、こうした薬が処方されるとき、患者に副作用で起きるうつ病の可能性について医師や薬剤師が説明することはほぼない。しかし、レアケースであるからこそ、医師が実地で経験する症例も少なく、見逃されると深刻になりやすい。


 薬の副作用で起きるうつ病は、「薬剤惹起(じゃっき)性うつ病」と呼ばれている。2008年に厚生労働省が発表した『重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤惹起性うつ病』には、注意すべき症状として以下が挙げられている。

薬の服用後に注意したい症状
・眠れなくなった
・物事に興味がなくなった
・不安やイライラが出た
・いろんなことが面倒になった
・食欲がなくなった
・気分が落ち込んだ

 このマニュアルによると、うつ病を起こしやすい薬物として、インターフェロン製剤や副腎皮質ステロイド薬のほか、レセルピン、β遮断薬、カルシウム拮抗薬といった降圧薬や、抗ヒスタミン薬、経口避妊薬などが挙げられている。


 ただし、厚労省マニュアルは公表されてからすでに10年が経過し、これまで一度も改定されていない。今回発表されたアメリカの研究で、よく処方される薬に挙がっていたプロトンポンプ阻害薬は、厚労省マニュアルには登場していないが、日本でもお馴染みの薬である。

 もし薬によるうつ病が疑われたら、どうすればよいか。大切なのは、勝手に服用を中止せず、まずは担当医と相談することだ。

 前出の厚労省マニュアルには、「できれば減量・中止して、経過を慎重に観察することが重要」と記載されている。減量または中止してうつ病が改善すれば、その薬物がうつ病の原因であったことが判明するというわけである。


■処方薬5剤以上で体調不良なら医師に相談を

 OECDヘルスデータ2015によると、日本はアメリカに次いで2番目に1人当たりの医薬品支出が多い国だという。リーマンショック以降、OECD諸国では医薬品費が抑制される傾向にあるが、日本では年平均5%で医薬品費が伸び続けている。

 日本では多種類の薬を併用することにより患者に悪影響が起きる「ポリファーマシー(多剤併用・多剤処方)」も以前から問題となっている。


 2016年社会医療診療行為別統計によると、40歳以上では1件当たり3種類以上の薬剤が処方されている割合が50%に達している。さらに高齢になればなるほど、抱えている疾患が増え、違う診療科から複数の薬剤を処方されるようになる。このため、75歳以上になるとこの割合は60%を超える。

 特に専門家の間では、5剤以上の多剤併用・多剤処方では、副作用や死亡、日常生活動作の低下、転倒などの増加につながることが以前から指摘されている。


 現時点で5剤以上処方されている薬があり、何らかの不調が続いているようなら、副作用の観点からも医師と薬を見直すいいタイミングかもしれない。



北尾璃枝
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