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「抗生物質まみれ」の食肉産業は今後どうなる①──業界の「闇」に迫った科学ジャーナリストが語った

科学によってわれわれの生活は良くなるという盲信の元、実は大事な何かを失っていっている。という良くありそうな話だが、今後、様々な事象に対してわれわれ自身がどう行動していく必要があるのかを考えさせられる。

(リンクより引用
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米国で販売される抗生物質の8割は、人間の患者ではなく食肉となる豚や牛、鶏などに使われている。その結果、抗生物質耐性菌の発生源となり、われわれの健康を脅かすことが明らかになった。こうした内幕を明らかにした『Big Chicken』を刊行した科学ジャーナリスト、マリン・マケナが、食肉産業の未来について語った。

アップルパイ以上に米国的なものといえば、最近では抗生物質で育てられた動物の肉ぐらいになった。米国で販売される抗生物質の80パーセントが、人間の患者ではなく、食肉となる豚や牛、七面鳥、ニワトリに使われているのだから。

この魔法のような薬が現代の畜産を支える柱となるにつれて、大規模工場型の農場では、まったく歓迎されないものが大量に生み出されるようになった。抗生物質耐性菌だ。

これらの致死性のある新しい病原菌により、2050年までに1,000万人が死亡する恐れがあると推定されている。どうしてこのようなことが起きたのか。これはどうしたら終わるのだろうか。

これらの問いは、科学ジャーナリストのマリン・マケナが、最新の著書『Big Chicken』(2017年9月12日発売)で問いかけているものだ。マケナは、抗生物質が効かず院内感染などを引き起こすMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に関する著書『SuperBug』で知られており、一時は『WIRED』US版で細菌に関するブログを書いていたこともある人物である。

マケナは、入念な調査による詳細な記述を通じて、米国の食品体系における抗生物質の起源を突き止め、抗生物質が農産業全体に急速に広まり、最終的に破滅的な影響を及ぼし得るようになった経緯を追跡している。

暴走した科学が誤った方向に進むという典型的な話であり、米国人が大好きな食品についてちょっと変わった歴史書ともいえる。ただし、この本を読んだあとは、もう二度と鶏肉を食べたいと思わなくなるかもしれない。




本田友人
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