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「子どもに抗生物質を使ってはいけない」 : デンマークで行われた世界最大規模の調査により、幼少時の抗生物質の使用は若年時の精神疾患と強く関係することが明確に(その1)

腸が脳に影響を与えるのは進化史上も当然かもしれませんね。その腸内環境を整えることは重要です。

リンクより引用です。
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■世界中でパニック障害やうつ病が急増した原因は「抗生物質にある」と、ほぼ断定できると宣言します

 ここ1年くらいは、腸内細菌のことについて書くことがわりと多いのですが、腸内環境と、アレルギーなどを含めた身体的な影響については、かなり明らかになってきていますけれど、その後は、「腸内環境とメンタルヘルスの関係」が、ますます明らかになってきています。

(略)

How childhood infections and antibiotics may increase risks of mental illness
The Conversation 2019/02/22

■小児期の感染症と抗生物質の使用がいかに精神病のリスクを高めるか

 医学誌「JAMA サイカイアトゥリィ (JAMA Psychiatry / 精神医学)」に掲載された、17歳までのデンマークの若者たちのデータを調査した最近の研究によると、若年時の感染症による入院は、精神疾患のリスクを高める可能性がある。

 さらに、小児期の抗生物質の使用は、その若者たちが精神疾患となるリスクがさらに高まることと関連していることが見出された。これは、抗生物質が腸内微生物叢のバクテリアに影響を与えていることと関係している。

 この研究は、感染症、腸内微生物叢(以下、腸内マイクロバイオーム)、精神疾患との機能的相互作用に関する新たな理論を裏付けるものであり、これは、デンマークの医療論文記録である「精神医学中央調査記録 2018年後半」にある 50近くの論文の 1つとなる

 この研究では、初めて 100万人を超える人々の臨床データを追跡している。

 この研究は、入院あるいは外来患者として、17歳までに精神疾患の治療を受けた 1995年以降のデンマーク人の若者に関するデータを調査した。処方箋や家族歴を含む、精神的健康状態のあらゆる尺度が、個人ごとに記録された。

 膨大な量にとなるこの記録調査は、それぞれの生活史と精神的健康状態の間の関連について的を絞った疑問に答えることのできる、世界でも前例のないデータを世界中の研究者たちに提供するものとなる。


■抗生物質。そして自閉症とうつ病

 腸内に広がる非常に多様な細菌群集である腸内のマイクロバイオームは、脳に信号を送り、気分を調節していることが、これまで示されているが、今回の研究では、腸内マイクロバイオームは、精神疾患に対する感受性を調節することが示唆されている。

 動物モデルでの研究では、腸内のマイクロバイオームとうつ病の関連をすでに記録している。その研究グループは、抗生物質で処理されたマウスは腸内のマイクロバイオームの多様性に変化を示し、その後の記憶試験で、記憶がより悪くなったことを示した。

 広域抗生物質を使用して腸内細菌を枯渇させた動物は、自閉症スペクトラム、アルツハイマー病などの神経変性疾患、そして、うつ病など、さまざまな精神疾患の変化を示した。

 別の注目すべき研究では、うつ病を患っているヒトの患者の糞便試料を、ラットに移植した後、そのラットはうつ病の症状に陥った。他の研究では、不安障害のある患者からの糞便を移植されたラットは、不安障害の症状を呈した。

 これらの研究はマイクロバイオームと精神的健康状態との間の関連を指摘しているが、この関連の物質や、あるいは分子的根拠は未知のままだ。
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(続く)




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