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「子どもに抗生物質を使ってはいけない」 : デンマークで行われた世界最大規模の調査により、幼少時の抗生物質の使用は若年時の精神疾患と強く関係することが明確に(その2)

引き続き
リンクより引用です。
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■うつ病の治療のための腸内細菌?

 マイクロバイオームと人間の脳との関連性を定義することを目的とした有望な研究分野は、腸内の細菌によって生産または消費される神経活性化合物の特定に焦点を当てている。

 2018年12月に科学誌ネイチャー・マイクロバイオロジー(Nature Microbiology)に発表された研究では、米ノースイースタン大学のフィリップ・ストランドウィッツ(Philip Strandwitz)博士と研究チームが、 KLE1738 という名称の珍しいタイプの腸内細菌を研究した。

 この KLE1738 という稀少なバクテリアは、GABA (ギャバ)として知られている γ-アミノ酪酸を食べる。そして、異なる種類のバクテリアである「バクテロイデス (Bacteroides)」という細菌は GABA を産生し、それらを供給することによって KLE1738バクテリア を生存させていることがわかった。

これらの調査結果は、腸内でどのように異なる種類の細菌が作用するかを強く示している。

 GABA は中枢神経系を正常な機能に保つために必要な神経活性化合物であるため、これは私たちにとって重要なことだ。

 たとえば、大うつ病性障害は GABA のレベルの低下と関連していることがわかっている。

 ストランドウィッツ博士は、より多くの GABA を産生するバクテリアを含む腸内のマイクロバイオームを持つ人は、より幸福な感情の宿主であると仮定し、その上でおこなわれた 23人のうつ病患者を対象とした小規模の予備試験では、GABA 産生菌である糞便中のバクテロイデス のレベルが高い方が、比較的軽度のうつ病であることがわかった。

 この結果は決定的なものとはいえないが、この傾向はうつ病の重症度を改善する上で腸内細菌が果たす役割の可能性を支持している。

(略)

 この KLE1738 という稀少なバクテリアは、GABA (ギャバ)として知られているγ-アミノ酪酸を食べる。

 そして、異なる種類のバクテリアである「バクテロイデス」という細菌は GABA を産生し、それらを供給することによって KLE1738バクテリア を生存させていることがわかった。

 GABA (ギャバ)を食べる細菌のために、他の細菌が GABA を産生して「食べさせてやっている」という連携に驚きますが、この GABA というものは、多くのメンタル疾患の人たちと関係しているのです。

 GABA というのは神経伝達物質のことで、興奮した神経を落ち着かせたり、ストレスをやわらげたりする作用を持っていまして、精神系の疾患に広く使われているベンゾジアゼピン系の薬は、この GABA を強引に活性化させるというようなものです。

(略)
 
そして、最近わかったことは、今挙げましたような「差」を作っているのは、この GABA の産生力の差であり、そして、今回ご紹介した記事でわかるのは、「その差を作りだしているのは腸内の環境の差」だということです。特に、これまでご紹介したことや、今回のものを含めて、「幼少時に服用した抗生物質」が、場合によっては、その人の一生にかなり大きな影響を与える可能性があると言わざるを得ません。

(略)

そして、現代社会で、子どもの精神疾患も、大人の精神疾患も、共に異常な増え方をしている理由がわかってきました。そのことが始まった時期は、医療において、抗生物質の濫用が始まった頃とリンクしています。

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(引用おわり)



達磨防人
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