忍者ブログ

魚、微生物、クジラ、海鳥などあらゆる海の生物たちがプラスチックを好む

男性の精子減少は危機的状況であり、大きな要因の1つが、プラスチック。
食物連鎖の中に組み込まれている実態。

リンク
より引用。


「海が廃プラスチックで汚染されている」という響きは、今までかなり頻繁に聞いていることではあります。

たとえば、その廃プラスチックによって魚類や大型の海洋生物などが相当影響を受けていることは、最近、相次いで報じられることのある「死亡した海洋生物の体の中がプラスチックだらけだった」というようなことでもふれられることがあります。

過去記事としては、
・ドイツの海岸に打ち上げられたクジラの胃の中は「プラスチックのゴミで満杯」だった2016/04/25
などがあります。

しかし、冒頭の BBC の記事の衝撃は、同じ海洋のプラスチックの問題でも、クジラなどの報道から受けたものとは違う衝撃で、つまり、
「微生物がマイクロファイバーを食べることにより大量に死んでいる可能性」
「その循環から、プラスチックが食物連鎖に入っている可能性」
のふたつを示唆する、かなり衝撃的なものでした。

以前よく書いていたことがありますが、食物連鎖の問題だけではなく、植物などとの絡みでも「この世の根幹は微生物」という考えが私にはあります。

その微生物はいろいろな理由で大量死もしますし、消えたりもしますが、「プラスチックで殺されている」という理由にふれたのはおそらく初めで、「プランクトンがマイクロファイバーを摂取している」ということ自体も初めて知りました。

~中略~

●海のプラスチックはすでに「食物循環」に入り込んでいる
国連環境計画は「海をきれいにしよう」キャンペーンをおこなっているというようなことが書かれてありますが、そういうキャンペーンをやったとしても、この記事にありますように、世界の海洋には、51兆個のプラスチックがあり、これはまさに、「消えることはない問題」ということになりそうです。

プラスチックが食物連鎖に入ったことにより、おそらく、今現在、すでに私たちも食べ物からプラスチックを摂取している可能性がありますが、それに関しては、体にどう影響するのかはわかりません。
さすがに、最近書いていました認知症と大気汚染の関係で見られる PM 2.5 のような微細粒子というわけでなければ、「体内をプラスチックが駆け巡る」というようなことはないとは思いますが、人間への影響はそれほど直接的ではないとすれば、やはり問題は、「実際に、海の生物たちがプラスチックで死んでいる可能性」があるというほうですよね。

ちなみに、このプラスチック、特にマイクロファイバーについては、以前、「魚の稚魚が好んで食べてしまうことがわかった」という研究が報じられていたことがありました。

これは、スウェーデンのウプサラ大学の専門家たちが、魚の稚魚たちが、生きているプランクトンよりも、むしろ微細なプラスチックを「好んで」食べることに気づいたということが紹介されている記事でした。知らずにそうなっているのではなく、「むしろプラスチックのほうを選んで食べる」らしいのです。
 



匿名希望
PR

経皮吸収と有害物質

人間が豊かで便利な生活を望み開発されてきた合成化学物質が、人間にとって有害なものになってきている。

有害な化学物質は、脂肪でガードされてる皮膚の脂肪分に溶け込み、体内に入り込む。

これは分子量の大小より、ずっと恐ろしいことだと受けとめたいし、さまざまな商品に使われて、私たちの周りに存在している事をしっかり受け止めるべき。

----------------------------以下引用------------------------------

人間の皮膚は、もともとからだの内部を守るための組織になっている。
そのため有害な物質が侵入しにくいような構造を持っている。
ただしこのことは天然(自然界)に存在する物質についてのことである。

一般的に天然に存在する物質は、水に溶けやすい性質を持っている。
このため人間の皮膚は水をはじくように出来上がっている。
この水をはじく役割は「脂肪」で、人間の皮膚には脂肪を出す特別な組織が存在する。
専門的には皮脂腺と呼ばれている。

この皮脂腺から絶えず脂肪分を出して水をはじいていると同時に、水に溶けているさまざまな物質もはじく。
よく経皮吸収の説明で分子量の大きさが取り上げられる。
「分子量70以下の物質は人間の皮膚に侵入してゆく」と説明されることもある。

たしかに分子量の小さなものは皮膚組織に吸収されやすいことは事実である。

しかし分子量の小さな水が、たやすく人間の皮膚を通過するかといえば事実はそうなっていない。

自然の中での進化で、分子量の小さな水もはじくように工夫されていると考えればよい。
同時に、分子量の大きさとは関係なく水に溶けてる物質も、直接皮膚から吸収しないように工夫している。

だから、私たちが海の中に入っても、海水中に溶けているさまざまな物質をも直接皮膚で吸収できにくくなっているのである。
海水には多くのミネラルがイオン状態で溶けている。
もし、海水中のミネラルが人間の皮膚にどんどん吸収するとなれば、有害元素である水銀・鉛・カドミウム・ヒ素・スズなども皮膚から吸収してしまうことになる。

そのため、守る工夫がなされている。

私たちはこうした、自然に適応する体の仕組みが出来ていたため、長い間「経皮毒」といった考え方を、人類は持たずに生きてきた。


しかし石油化学の発達に伴い、状況が大きく変わってしまった。

石油を原料とする合成化学物質がどんどん製造され、多くのものに利用され、日常的に我々が使う商品になって氾濫してきた。
しかもこの人工的な合成化学物質は、分子量も小さく脂肪に溶けやすい性質を持っている。

ダイオキシン類をはじめ、環境ホルモンと呼ばれる一群の合成物質は脂溶性と呼ばれる性質である。
この脂溶性が問題として浮かび上がってきた。

有害な化学物質は、脂肪でガードされてる皮膚の脂肪分に溶け込み、やすやすと体内に入り込む。
これは分子量の大小より、ずっと恐ろしいことだと受けとめたいし、さまざまな商品に使われて、私たちの周りに存在している事をしっかり受け止めてほしい。

人間が豊かで便利な生活を望み開発されてきた合成化学物質が、人間にとって有害なものになってきている。

この有害な物質は、ほとんどが食べたり飲んだりすることによって、体内に侵入すると考えられていた。

しかし、多くの有害化学物質が脂肪に溶けやすく皮膚を通して人間の体内に侵入する、これが経皮吸収の結果起こる「経皮吸収毒性(経皮毒)」の一番わかりやすいメカニズムである。


私は、最後まで子どもたちの立場で、物事を考えたい。

この経皮吸収による毒性を表現する「経皮吸収吸収(経皮毒)」という考え方が、一日も早く日本中に広がってほしい。
     
この言葉は日本中の子どもたちを救うための言葉であり化学的事実を表現した言葉で誰もが知っている言葉になってほしい。

それが未来の子どもたちを救う大きな力となり「美しい国」を造ることになり地球を救うためである。

もう使わないで、下水に流さないで「有害な化学物質」「合成化学物質」を・・・

****************

毎日の化粧で年間2キロの化学物質を体内に吸収


生物化学研究家の警告によると、女性が毎日化粧をすることで、1年間に約2キログラムの化学物質を体内に吸収していることになるという。

 英国デイリーテレグラフの報道では、多くの人が一日に20種類以上の美容製品を使用して外見を磨く努力をしているが、そのうち90%が使用期限の過ぎた化粧品を使用していると伝えている。
 化粧品を使うことで、毎年皮膚から約2キログラムの化学物質を体内に吸収しており、化粧品に含まれる合成物質は皮膚炎を引き起こし、老化を促進し、癌の発病などの副作用の危険性を持っている。

 生物化学研究家のバンシー氏は化粧品の研究を三年間行い、「我々は皮膚に使われる製品を研究してきたが、それは製品中に含まれる化学物質の安全性を宣伝するためではない。
 これらの化学物質がすべて混ざった場合、どのような反応が発生するのか、今のところ分からないが、おそらくそれぞれの単品のもたらす影響を合わせたものより、影響は大きいはずだ」と述べた。またバンシー氏は、皮膚から吸収される化学物質は口から入っていくものより危険だと考えている。
 「もし、口紅が口の中へ入ってしまったとしても唾液中の酵素が分解してくれるが、皮膚から入ったものは直接血管に入ってしまうので、防ぎようがない」と述べた。

 また、同紙の報道によると、期限の切れた口紅やマスカラは有害な細菌の温床になっている恐れがあるので、使用は控えた方がよいという。

リンクより





井垣義稀

農薬成分はハチの集団活動を破壊する

農薬が生態系に悪影響を及ぼしているという事は、いまや常識である。しかし、初期検査をパスした農薬の中に、中長期的な影響を及ぼしているものが多数あるという事実はあまり知られていないのでは。

 そのような農産物に端を発し、食物連鎖で濃縮された食料を口にしている人類への影響は計り知れない。人々の食料に対する安全安心意識はますます高まっていく。

リンクより引用します。

※※※以下、引用※※※

農薬成分の一部はハチの活動を阻害する──QRコードを用いた自動観察で見えた衝撃の事実

マルハナバチの背中にQRコードを貼り付け、農薬にも使われる殺虫剤の影響を自動観察システムで追跡する研究の結果が発表された。昼夜を問わずハチたちの動きを追跡したところ、衝撃的ともいえる生態系への長期的な影響が明らかになりつつある。

(中略)

「この薬剤は特に農薬として使われ始めたころ、初期検査をパスしました。『ハチたちが飛び交う畑に、この濃度で散布しても安全なのだろうか』という疑問は解決したはずだったのです」

しかし、この検査方法は必ずしも万全ではなかった。クロールは続ける。

「24時間あるいは48時間でハチが死ぬことはないでしょう。ところがさらに時間がたつと、ハチたちの行動に重大な変化が見られるようになり、長期的にはコロニーの機能と成長が害されてゆくのです」

一般的な殺虫剤であるイミダクロプリドのようなネオニコチノイド系薬剤は、ハチを瞬時に殺しはしないものの、その体に異変を及ぼす力をもっている。例えば、畑にまかれたネオニコチノイドのせいで、ハチの方向感覚や花を見つける能力が鈍ることが、これまでの研究でわかっている。

ハチは自らの、さらにはコロニー全体の食糧を調達しなければならない。だが、この薬剤はハチたちのそうした行動に深刻な影響を与える。

ネオニコチノイドを浴びたコロニーの内部で何が起きているのかを詳しく知ることは、これまで困難とされていた。クロールたちの研究チームが取り組んでいるのは、この問題だ。

24時間の自動観察でわかった衝撃の事実

彼らの研究室には、マルハナバチのコロニーを納めた透明なアクリル製ボックスが1ダース置かれている。これらをふたつのグループに分け、一方には畑に散布されるのと同じ濃度のイミダクロプリドを与え、もう一方のハチたちには与えなかった。ボックスを見下ろすように設置されたレールの上をロボットカメラが動き、各コロニーの様子を捉える。

(中略)

薬剤を浴びたコロニーとそうでないコロニーと間には明らかな違いが見られた。「薬剤を浴びたハチたちは動きが鈍く、じっとしている時間が長くなります」と、クロールは言う。巣の中心には世話を必要とする幼虫たちがいるのだが、「ハチたちはそこから少し離れたところで過ごすようになり、仲間同士の接触も減っていきます」

こうした行動の変化は夜間にさらに顕著になる。「昼間には問題なく機能しているように見えたコロニーが、一夜にして崩壊することもあるのです」

幼虫たちの世話をしなければならないときに、ハチたちの活動レヴェルが低下するのはとりわけ深刻な問題だ。健康なハチは活発に筋肉を振動させながら、自分の体の熱で幼虫たちを温める。クロールらの観察によると、イミダクロプリドを浴びたコロニーでは、正常なコロニーに比べて幼虫たちの体温維持がうまくいかず、幼虫の生育に大きな支障が生じる恐れがあるという。

「こうした殺虫化合物は、ほかにもさまざまなかたちでハチたちの成長に影響を及ぼしているかもしれません。わたしたちの観察結果がその一例に過ぎないとすれば、異なる環境や条件の下では、さらにひどいことになる可能性があります」と、クロールは言う。

(中略)

群れをつくらないハチの、さらなる打撃

子育て中のハチに起きた異変はこれだけではなかった。マルハナバチは通常、蜜ろうでブランケットのような覆いをつくって幼虫たちを温める。クロールの実験では、薬剤を浴びていないコロニーの大半でこの行動が見られた。

一方、イミダクロプリドを浴びたコロニーではこうした行動は皆無だった。「おそらくこのような直接的、短期的な行動を阻害するだけでなく、巣を構築する能力にも長期的な異変が生じ始めているはずです」と、クロールは語る。

(後略)

※※※引用、以上※※※





野崎章

身体を破壊する10大食品添加物

■参照
「この10種類の食品添加物は有害かつ毒性がある為、様々な病気や健康被害を引き起こし危険!」(リンク)

●①グルタミン酸ナトリウム(MSG)
グルタミン酸ナトリウムとは、うま味を感じるように人工的に精製した調味料。
脳細胞の障害を引き起こすことが判明。
米国脳神経外科医のラッセル・ブレイロック博士は興奮毒性としている。

●②アスパルテーム(人口甘味料)
アスパルテームは世界で最も使用されている人口甘味料。
砂糖の約200倍の甘さがあり、6000以上の食品、飲料などに使用。
興奮性神経毒です。
発癌性があると考えられている。その他にも頭痛、めまい、視力障害、痙攣、皮膚発疹、胃腸の問題、糖尿病、アルツハイマー、うつ病など90以上の副作用や健康問題を引き起こすとされています。
アスパルテームには10%のメタノールが含まれており、体から毒性のある副生成物であるギ酸とホルムアルデヒドに分解されるす。 ホルムアルデヒドは強力な神経毒素と発癌物質であると考えられています。

●③高果糖コーンシロップ(HFCS)
高果糖コーンシロップとはトウモロコシのでんぷんを酵素や酸によって分解し精製された甘味料。
ほぼすべての高果糖コーンシロップ。米国の食事においてカロリーの第1位の源であり、体重増加や糖尿病の発症につながる。自動販売機で売られている清涼飲料水などにはほとんど添加されています。
高果糖コーンシロップ(HFCS)は、心臓血管疾患、関節炎、インスリン抵抗性、中性脂肪やLDLコレステロール増加の主要な原因。

●④アガベシロップ
アガベシロップは甘味料で、アガベ(サボテン)植物に由来。
高果糖コーンシロップ(平均して55%の果糖)を含むすべての市販されている甘味料の中で、最も高い量の果糖(55~97%)を含有します。
果糖(フルクトース)の摂取は、体重増加、血糖値、中性脂肪の上昇、高血圧につながります。

●⑤着色料
着色料は、もともとコールタールから合成されました。そして今は石油に由来。長い間議論が残る着色料は、動物実験でも悪影響があるため、多くの着色料が禁止。
公益科学研究センター(CSPI)の研究によれば、最も広く使用されている3種類の着色料が発癌性があるとされている。赤色40号、黄色5号、黄色6号。不自然に真っ赤に染まった紅ショウガや福神漬け、舌の色が変色してしまうカキ氷のシロップ。アメリカやEUなどで使用禁止になっている着色料も日本では問題なく添加されている。
様々な着色料や安息香酸ナトリウムは、多動性を高め、子供の注意を弱める。

●⑥BHAとBHT(酸化防止剤)
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)とBHT(ブチルヒドロキシトルエン))は、消費期限を延ばすために多くの食品に使用される酸化防止剤です。
世界保健機関(WHO)の一部である国際がん研究機関では、BHAは発癌性がある。BHAはアレルギー反応や多動性障害を引き起こす可能性がある。BHTは、接触アレルギーや皮膚炎を引き起こす可能性がある。
主に使用されている商品は、梱包材、穀物、ソーセージ、ホットドッグ、パティ、チューインガム、ポテトチップス、ビール、バター、植物油、化粧品、動物飼料など。

●⑦亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム
これらの食品添加物は、肉類を保存するために使用。
世界がん研究基金の2007年の分析では、毎日1.8オンスの加工肉を食べれば、癌のリスクが20%増。
主に、ベーコン、ハム、サラミ、コーンビーフ、ホットドッグ、缶詰の肉、スモークサーモン、ジャーキーなど。

●⑧臭素酸カリウム
パンや小麦粉の量を増やすための添加剤として使用。
臭素酸カリウムは動物の癌を引き起こすことが示され、EU、カナダ、他のいくつかの国では禁止されています。

●⑨遺伝子組換え牛成長ホルモン(rBGH)
モンサント社によって生産されるrBGHは、牛が生産する天然の成長ホルモンの遺伝子操作されたものです。 乳牛のミルク生産を促進するために使用されます。
「rBGHミルク」には、高レベルのインスリン成長因子(IGF-1)が含まれ、乳癌、大腸癌、前立腺癌の主要な原因。
rBGHを使用している食品としてハーゲンダッツ、ブレイヤーズ、バスキン・ロビンス(サーティワンアイスクリーム)など。

●⑩植物油
大豆油、トウモロコシ油、ベニバナ油、キャノーラ油、ピーナッツ油など、さまざまな種類の商業的に精製された植物油は脱臭され、漂白されます。
このプロセスは、種子から天然のビタミンとミネラルを除去します。また炎症を起こし、食事中のオメガ3のメリットを中和するオメガ6脂肪酸も高くなっています。 酸化作用は、体内の炎症、DNA損傷による中性脂肪の上昇、インスリンの障害に寄与することが示されています。
さらに、多くの精製されたオイルは水素化されています。 このプロセスは、心臓病やいくつかの癌に関連するトランス脂肪酸を生成。




白海豚

いずれ耐性菌が驚異となる日がやってくる、どうする?

2016年1年で米国が食用として屠殺した数は、
――――――――――
牛  2,875万2,000頭
鶏  88億2,269万5,000羽
鴨  2,774万9,000羽
豚  1億1,542万5,000頭
羊  222万4,000頭
合計 約92億匹
――――――――――
と、目が眩みそうな量である。

日本では肉類(鶏肉、豚肉、牛肉、その他)の国民一人当りの消費量は、1960年:5.2kgに対して、2015年で31.6kg(資料:農水省「食料需給表」より作成 リンク)と、約6倍に伸びている。

医療現場で、抗生物質の使いすぎが『耐性菌』生んで問題になっているが、畜産業界はそれ以上に厄介な問題を抱え込んでいるようだ。

抗生物質を多投与することでスーパー耐性菌が出現し、医療場面で為す術のない状態になり日がもうすぐ出現する可能性がある? かも知れない。


◆引用開始==========

■私たちの文明が作り出した耐性菌工場。
 あるいは、私たちは毎日「耐性菌を食べている」

(前略)

「医療での抗生物質の使いすぎ」というものを強く思っていたのですが、実際には、「流通している医療用抗生物質の多数(70%以上)は、人間にではなく、飼育されている畜産動物に使われている」のです。

これはつまり、「畜産動物たちが、スーパー耐性菌の誕生と拡大の場なっている」という意味でもあります。
かつて人類の歴史ではなかったほどの「人間による肉食の拡大」と共に、私たちは「抗生物質が完全に効かなくなる日」というアルマゲドンを迎えることになりそうです。

しかも、それを食い止める手段は今の世の中のシステムには存在しません。
では、記事をご紹介します。

――――――――――
鶏肉を食べることは黙示録を生み出す(真面目な話)
リンク

(前略)
米国の非営利組織『ピュー慈善信託 (Pew Charitable Trusts)』は、医学的に重要な抗生物質の 70パーセントが農場で飼育されている動物に使用されていることを突き止めている。これは、「ヒトが使うよりも多く動物に使われている」こと、そして、「そこからこそ、スーパー耐性菌が生まれている可能性」を意味する。
これを食い止めるには、人々が自分たちの食肉消費の習慣を変えるしかなく、それがない限り問題は悪化するのみだと思われる。

現実的に、耐性菌の増大は人類の存亡に関わることでもある。具体的には「 MCR -1 」と呼ばれる遺伝子が大きな脅威だ。この遺伝子は、多くの医師たちが「最終救世主としての抗生物質」と見なすコリスチンに対する耐性を高めるのだ。
言い換えれば、医者たちは他のすべての抗生物質が無効だった場合にこのコリスチンを使用する。(後略)

――――――――――
■ニワトリの3分の2は、スーパー耐性菌を持つ・・・Daily Mail リンク

――――――――――
■最強の抗生物質でも殺せない細菌、中国で発見される 世界に広まるのか
THP 2015/12/04 <リンク

コリスチンは、毒性の強い大腸菌と肺炎菌を殺すための「最後の砦」と言われる強力な抗生物質だ。ところが、このコリスチンに対して耐性を持つ細菌が発見された。
イギリスの医学雑誌「The Lancet Infectious Diseases(ランセット・感染症)」に掲載されたレポートによれば、これは突然変異した細菌で「MCR-1」という遺伝子を持つ。初めに中国の養豚場で発見され、その後、生肉(豚)と人間からも発見された。
現在MCR-1は中国国内でしか発見されていないが、コリスチンの使い過ぎを止めなけれはどんどん広まるだろうと科学者たちは警告している。
「我々をこの問題を訴え続け、政府が動きを起こすよう働きかけなければいけません。さもなくば、増え続ける患者に対して『申し訳ありませんが、あなたの感染症を治療する薬はありません』と言わなければならなくなるでしょう」

◆引用終了==========

生物史の初期段階から存在し、今だに生き延びている細菌は、変わり身の速さが身上で、次々と人間が繰り出す抗生物質にも耐性を獲得し続けている。

一方のヒト化の生物は、DNAによる変位は起こすものの、高度に機能分化した他の器官との親和性が担保されない限り抹殺されてしまうので、新たな変異は数十万年に及ぶほど緩やかでしかない。

但しヒトには、急激な環境外圧の変化に対応できる先端機能としての観念が備わっている。つまり、細菌との抗生物質多用のしっぺ返しとしての戦いに終止符を打つとしたら、畜産における抗生物質の大量投入という生産様式の見直しか、食肉文化を控えめにすることだろう。その舵取りをしないと、強烈なダメージを受けかねないが、どうする?





小圷敏文